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交渉決裂

今月の16日に開催された区長会総会で、今まで議論されたいた都と特別区の協議について(いわゆる主要5課題)、都側が提案していた回答が拒否されました。

平成12年の地方分権一括法により、都の内部団体であった特別区が普通自治体の位置づけを得ました。これにより対等の立場で、都区双方がお役割分担をし、行政サービスを提供する事になったのです。しかし双方が譲らず、昨年の秋に一定の結論がでる事になっていなのですが、最終的に決裂したのです。(都区双方の予算編成にも大きな影響がありますから大変な事です!)

結論から言えば、依然として内部団体と考える都と、財源と権限の移譲を求める区との溝は深く、今まで重ねられてきた協議が決裂し、次の展望が全く見えなくなってしまいました。

基本的には、地方分権を積極的に進め、身近な行政サービスは区が担うべきと考えています。そして残念なのは、今までの都区の協議が、お互いの縄張り争いに終始し、都民区民にとってどちらがサービスの提供元となる事が良いのか?という視点が置き去りにされてしまっているように見える事です。

これからの協議を慎重に見守りつつ、住民の代表である我々議会もこの問題について積極的に発言していかなくてはならないと思います。区議の経験もあるからかもしれませんが、今回の件は区側の主張に分があると思うので、分権推進派として活動していきます。

昨日、知事に都議会民主党として申し入れをしました。

http://www.togikai-minsyuto.jp/html/News/News06/060123toku.htm

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受信: 2006年1月31日 (火) 12時32分

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