今年のI類(少し前までは上級)採用試験の申込状況が今日発表されました。
(単位:人、%) |
種類 | 職種 | 18年度 | 17年度 | 増(△)減 | |
数 | 率 |
I類 |
事務 |
5,694 |
6,250 |
△556 |
△8.9 |
技術 |
827 |
991 |
△164 |
△16.5 |
(4試験区分) |
(4試験区分) |
専門 |
1,173 |
763 |
410 |
53.7 |
(8試験区分) |
(6試験区分) |
獣医 |
79 |
(募集なし) |
79 |
100.0 |
合計 |
7,773 |
8,004 |
△231 |
△2.9 |
(都HPより抜粋)
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昨年よりもI類事務職で556人(8.9%)の減少となっている事が、今年の特徴です。いろんな要素は考えられますが、大企業の新卒採用が軒並みに増えている事が減少した理由でしょう。減ったと言っても、260名程度の採用枠に対し5694人の応募で倍率は21.9倍とかなりの難関である事には変わりがありませんけど。
これだけの高いハードルを越えた職員は、優秀である事は間違いありませんが、どの類での採用かによってその後の道は大きく違ってきます。例えば本庁の主任になるのに、I類は最短で5年、Ⅱ類で7年、Ⅲ類になると9年かかります。スタート時点でこれだけの差がある訳ですから、その差は歴然です。
課長職の民間からの採用など様々な人事制度の改革はやっているようですが、この壁は依然として存在しています。採用試験の出来によって、一生のコースが決定されてしまうのは、組織の形骸化を促進してしまう恐れがあります。理想は、実際の仕事ぶりやいかに公僕(もはや死語?)としての資質があるかによって処遇される事です。能力と情熱のある有為な人材を活用できる人事制度の構築は、今後の都政の重要問題です。
政治家の世界も、依然として当選回数によって役職が決められるのが一般的ですから、役人の人事制度についてあまり大意張りできませんけど…(笑)
でも、われわれ都議会民主党は、当選回数至上主義から脱却しつつあります。なんせ現執行部は全員2期生と1期生ですから!(ちなみに5期1人、4期1人、3期2人がおられます)
委員長だろうが議長だろうが、私にとってそんな役職なんて目標ではありませんので、関係ありませんけどね!
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