やはり厳しい新銀行 1016億円が消滅!
先の定例会で大きな話題となった新銀行の決算が公表された。
予想されていたが、やはり厳しい数字が並んだ。不良債権の発生が止まらず貸し倒れ引当金などを計上し、当期の純利益はマイナス167億円となっている。19年3月期の決算と比較すれば改善しているとの見方もできるが、依然として巨額の赤字を計上していることには変わりが無い。
更に今回、累積赤字の1016億円を資本金を取り崩して解消する、減資を行うともしている。これも当初より予想されていたが、2004年の新銀行設立時に1000億円を出資した1000億円の大半を完全に失うことになる。都民の血税を正に消滅させることになるのだ。ましてやこの出資金は、7割を都債(10年償還)発行で賄っていて、その金利も約100億円になる事も予算委員会の我が会派の質問で明らかになっている。都民からすれば損失は1000億円ではなく1100億円にも上るのだ。
来年は都議選があるので、都としては追加出資に賛成した与党の顔を潰さないように十分な計算をしてあると言われている。これ以上酷くならないとの見方がある一方で、金融庁の検査結果や経済状況によっては…との不安の声もあるのが現状です。
我々としても、今後とも厳しく監視していかなくてはならないと思っています。
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