都議会第3回定例会の報告
6日に定例会が終了しました。
今回の目玉は、平成20年度補正予算案の対応でした。「現下の都民が抱える不安に対し、施策を厳選して緊急かつ積極的に応えるとともに、あわせて義務的経費について迅速な対応を行います。」との考え方で議会に提案されたものです。予算規模は935億円で、新型インフルエンザ対策や小中学校の耐震対策、中小企業制度融資の充実などが、その主な内容です。
しかし、問題は新銀行東京の減資に伴う減債基金の積み立てです。540億円に上るこの積み立ては、法的根拠に乏しく今すぐにやる必要のないものなのです。来年七月の都議会議員選挙とは、なるべく離したいとする与党の思惑があったと指摘されています。
景気対策に名を借りた「新銀行の損失処理予算」「石原失政のもみ消し予算」であるとし、その問題点を代表質問や委員会で質しました。銀行失敗の責任を明確にしないまま、なし崩しに処理すべきではないと主張し、予算の組み替えを提案しましたが、自民党・公明党の反対で否決され、補正予算に反対しました。
中小企業対策や校舎の耐震対策などには、全く反対するものではありませんが、以上の理由から補正予算案には反対させていただきました。
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