平成22年度東京都予算原案
昨日、都の来年度予算原案が示させました。当初の予想通り、厳しい経済状況の影響を受けて財政状況は昨年度よりも厳しくなっております。都税は前年度比12.7%減の4兆1514億円と予想され、この2年で1兆1千億円も減っております。
この想定を超える大幅な税収減の中、事務事業評価などを通じ約1400億円、基金の取り崩しで3074億を確保した上で、都債の発行(借金のこと)で4786億円を賄い、何とか予算を組んでおります。基金残高は1兆円、起債依存度も7.6%(国は48%)と余力は残していますが、今後の財政状況には依然として楽観できません。
重点施策として、雇用、中小企業支援、少子化対策、医療、環境、防災などをあげ、予算を確保していますので、概ね評価できる内容と思います。しかし、選挙の争点ともなった新市場については、移転経費として1000億を超える予算が付いています。
国会と同様、今年の予算を巡る攻防はより一層激しくなることが想定されます。注意深く予算の中身を吟味して、定例会に臨みます。
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