メタンハイドレートフォーラム2011に行って来ました
今日は独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が主催したメタンハイドレートフォーラム2011に参加してきました。メタンハイドレート開発計画をはじめ、生産方法や存在量、産出試験、環境対策などにおける最新の取り組みが報告されておりました。
企業や研究機関、大学などから多くの方々が参加しており、とても有意義な内容でした。10時30分からお昼休みをはさみ3時までかなりの長丁場でしたが、あっという間に時間が経ちました。
メタンハイドレートは東部南海トラフ(静岡から和歌山県沖)で有望視されているますので、この海域で平成30年までに商業化を目指しております。わが伊豆海域でも調査データが少なく、どの程度存在しているのかは、これからの調査を待ちという状態ですので、今後も注目して行きます。
商業化にはまだまだ越えなくてはならないハードルがありますが、世界でも最先端を行く分野ですので、情報の把握に努めます。
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コメント
メタンハイドレートは、技術的課題もさることながら、商業生産には、コストが問題だと思います。シェールガス開発等により、天然ガスの価格が世界的に下がっているので、今後の天然ガス価格の動向が、商業生産の可否を決めるのではないでしょうか。
シェールガス開発にも、ガス田の減退率が高いとか、地下水・環境汚染などで、今後どうなって行くのか、注意が必要かと思います。
私が今最も気になっているのは、「脱原発」論の横行です。
いま必要なのは「脱原発」では無くて、現在の原発の安全性をいかに高めるか、が最も大事なことだと思います。その理由は、
①原発管理が日本よりもズサンと言われる中国が、将来400基の原発を建設するそうですが、仮に日本で原発を廃止しても、ひとたび中国沿海部で原発事故が起きれば、放射性物質がジェット気流に乗って日本に飛来し、日本の九州から関東地方までが避難区域になりかねません。チェルノブイリでは、原発から40キロ地点よりも600キロも離れた土地の方が汚染レベルが高い所もありました。ですから、原発廃止というよりも、日本で原発の安全性を高め、その安全技術を技術協力などの形で中国に還元することの方が、日本・地域全体の安全を高める事になると思います。
②もし原発の代わりに、太陽光発電が日本の総発電量の2,3割を占めるようになると、太陽光では夜間発電が出来ないので、夕方5時以降の電力がその分、すっぽりと消えてしまい不足する。水力発電などでは補え切れない量なので、夜だけ発電するための火力発電所を建設するのでは、コスト的にとてもやっていけないでしょう。当面は原発による発電は日本経済にとって必要だと思います。
③東日本巨大地震の震源地により近い、女川原発が地震に耐えたという事実を軽視するべきではないと思います。・・・などの理由です。
今の「核分裂型原発」も、人類がいつまでも使っていく訳ではないと思っています。次世代原発が完成するまでの、今後50年から100年位で次世代原発にバトンタッチするのではないかと、私は期待も込めて考えています。
今開発中の次世代原発「核融合発電」は、毒性が極めて強い放射性プルトニウム・サマリウム等を全く出しません。核融合発電では、放射性廃棄物は、放射線を長く浴びて放射化されたコンクリートや金属等の低レベル廃棄物だけです。
反応途中では、炉の中で放射性物質である三重水素は出来ますが、たとえテロや隕石の衝突などによって環境に漏れたとしても、危険性は今の原発に比べてずっと低いレベルです。
体内に取り込まれても、水ですので、約2週間で半分、体から出て行きます。140日で千分の一になります。食物などに蓄積する事も無いとも言われています。私から見れば、喫煙の方が発がん性が高いのではないかとすら思えます。
核融合の燃料である重水素は、海から取れ、人類が数千年も使えるだけの量があります。また、周りが海に囲まれている日本は、核融合燃料の輸出国に成れるかも知れません。
円高で苦しむ日本で、電力まで不自由では、企業の海外移転がふえて国内産業の空洞化が加速し、将来の新卒者たちの就職にも不安が募ります。
核融合発電が利用できる時まで、今の原発の安全性を高め、事故を起こさないように利用していく事こそ、最も妥当な選択だと私は考えています。
投稿: Better Unsaid | 2011年11月30日 (水) 14時36分